11日放送のTBS「ひるおび」ではダウンタウンの松本人志(61)が女性問題を報じた週刊文春への訴訟を取り下げた話題を取り上げた。
弁護士の河西邦剛氏は今回の“取り下げ”について「松本さん側は裁判で文春の報道が事実とされる最悪の事態を避けたかった」と指摘。痛み分けの和解ではなく、取り下げとなったことについて「和解は文春側が認めなかったのでは」という見解を示した上で、訴え取り下げについては「事実上負けとも言える」と語った。
また松本が出したコメント中で「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含め確認しました」という一文については「本当は強制的な性行為を強要を示す証拠はなかった、としたかったが文春側はそれを認めなかったと思う」とした上で「物的証拠がないのは当たり前のことなので」と話した。
また落語家の立川志らくは「まあ、個人的にはこの報道についてはフィフティフィフティ。真実は分からない。取り下げたのは早く復帰したい、その一点でしょう」という見方を示した上で「これでテレビが使う、使わないは僕たちが言うことではない。ただ、復帰した時はかっこいい松本人志を見たい」と語った。
松本は2015年に都内の高級ホテルで女性A子さんに性的行為を強要したと、昨年12月27日の週刊文春に報じられ、1月に名誉棄損されたとして東京地裁に提訴。しかし、松本が8日に訴えを取り下げ、訴訟はこれで終結となった。