米東部ウェストバージニア州の公園で発見された謎の動物に人々は「今まで見たことのないものだ」と恐怖を感じているという。米メディア・WSAZチャンネル3が先日、報じた。
公園を歩き回る謎の動物の映像が地元住民や動物の専門家を困惑させている。住民の中には、この謎の生物はキツネザルからライオンの子まで、何かしらの動物ではないかと推測する者もいる。
ブリタニー・ケラーさんは先月末、同州ハンティントン市のリッター・パークで、鹿の群れの近くに黒い毛皮と長く曲がった尾を持つ珍しい動物がいることに気づいた。
ケラーさんは「よく見ようと立ち止まった時、これまでここで見たことのないものだということに気づきました」と語った。
ケラーさんが撮影した動画には、奇妙な見た目の茶色と白の四足歩行の動物が公園内を移動する様子が映っている。体は黒色の細身で、白っぽい頭部はしっかりした感じで、尻尾は長細い。
ケラーさんとテレビ局が地元住民に何なのか尋ねたところ、誰も答えられなかった。
ある女性は「まあ、それは何なの?」と言い、別の女性は「ライオンの子のようだわ」と話した。
ケラーさんはその後、この奇妙な目撃情報をSNSで共有したが、多くの人がこの謎の生き物はキツネザルだと思ったようだ。
動物学ゾーン科学センターのアンディ・マッキー氏はこれらの説を否定し、「キツネザルはマダガスカル島原産なので、誰かのペットでもない限り、この地域にキツネザルがいるというのは非常に奇妙なことだ。キツネザルというより、疥癬か何かにかかったキツネのようだ」と指摘した。
毛のある動物に起こる感染症である疥癬は、多くの場合、脱毛やかさぶたの形成を引き起こし、この動物のような奇妙な外見となる可能性があるという。