兵庫県知事選(17日投開票)に無所属で立候補しているNHKから国民を守る党の立花孝志代表が11日、国会内で石破茂首相に「兵庫県の真実を調べてください」と直談判した。
この日、特別国会の首相指名選挙で石破氏が第103代首相に指名され、本会議後に各会派へあいさつ回りを行った。兵庫県知事選に立候補している立花氏は急きょ帰京し、斉藤健一郎、浜田聡両参院議員と石破首相を迎え入れた。
その席上、立花氏は「おめでとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いします」とあいさつすると「一瞬だけ聞いてください。兵庫県の知事選がえらいことになっていまして、めちゃくちゃデマが出回っている。調べていただければ、支持率が回復すると思います」と文書を手渡した。
自民党の兵庫県議が先月末に作成した「知事選への対応について」と題した文書で、斎藤元彦前知事の問題点が列挙されたうえで、元尼崎市長で稲村和美氏を推す内容のものだ。
斎藤氏の再選に注力している立花氏は「総理が真実を調べて、発表することで自公で過半数切りましたけど、やっぱり自民党は素晴らしいんだというのを出してもらえれば。ダメならダメで我々は戦っていくということです」と直談判した真意を話した。
また、参院の首相指名選挙では自民党の末松伸介参院議員に1票が投じられ、どよめきが起きた。NHK党の斉藤健一郎参院議員が投票したもので、立花氏は「自民党の兵庫県のトップである末松さんに入れることで、みなさんの関心を集めようと思った」と説明。兵庫県知事選に注目を集めるためにあの手この手を尽くしているようだ。