女子プロレス「スターダム」の極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」率いる刀羅ナツコ(33)が、新日本プロレスの棚橋弘至社長(47)に不穏予告だ。
新日本との合同興行(17日、エディオンアリーナ大阪)でヘイトの刀羅と上谷沙弥は、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」のゲイブ・キッド&ドリラ・モロニーと合体。棚橋&田口隆祐&羽南&飯田沙耶とミックスドマッチで激突する。刀羅は「この試合をきっかけに一緒に組むWDとブシロード全体を乗っ取って動かしていく。楽しみな試合になりそうだな」と高笑いだ。
合同興行は2022年11月以来、2年ぶり2度目の開催。ミックスドマッチでは前回大会同様に「男子レスラーは男子レスラー同士、女子レスラーは女子レスラー同士と戦う」というルールが採用されることになった。
だが、前回大会では誰一人このルールを守ることはなく、ファンの間でもこのルールに対し「ミックスドマッチの意味がない」など賛否両論が渦巻いている。
これに対し刀羅は「私は女とか男とか性別を超えた存在。神の一歩手前だから。そんなルールにとらわれないプロレスをやりたいと思ってる。それにルールっていうのは破るためにあるからね」と堂々と宣言した。
狙うのは26年1月4日東京ドーム大会での引退を発表している棚橋の首、ただ一つ。この試合で引退を早める魂胆だ。「アイツが新日本の社長ってことは、このクソみたいなルールもアイツが決めたんだろう。なら私が棚橋を潰すだけ。順風満帆な引退ロードなんて歩めると思うなよ」と不穏に言い放つ。
最後には「棚橋、今までありがとう。お前の役目はもう全て終わった」と不敵な笑みを浮かべ姿を消した。令和の極悪女王が、合同興行を支配する。