好調キープだ。大相撲九州場所3日目(12日、福岡国際センター)、大関豊昇龍(25=立浪)が幕内平戸海(24=境川)を一方的に押し出して快勝。取組後は「集中してやりました。しっかり当たれてよかった。しっかり集中できている」とうなずいた。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「今場所は前に出ている印象」と指摘する。幕内後半の審判長を務めた粂川親方(元小結琴稲妻)も「まわしにこだわらず前に出ている相撲が多い」積極的な攻めを評価した。
先場所までは4場所連続で黒星発進と出足からつまずいた。その間に、新大関大の里(24=二所ノ関)が2度の優勝を果たし、番付でも並ばれた。今場所は5場所ぶりに初日から3連勝と上々の滑り出し。2度目の優勝を果たし、先輩大関の意地を見せられるか。