政治ジャーナリストの青山和弘氏が12日、MBSラジオ「上泉雄一のええなぁ」に出演し、石破茂首相とドナルド・トランプ次期米大統領との会談について言及した。
5日に開票されたアメリカ大統領選は、共和党のトランプ氏が圧勝した。同氏のホワイトハウス復帰が確定したことで、注目されているのが、石破茂首相とトランプ氏との関係構築だ。
安倍晋三元首相は、独自のツテを使ってトランプ氏サイドにアポを取り、大統領選に勝利した直後に訪米。その後はゴルフを通じて親しい関係を作った。
青山氏は当時を振り返り「(安倍元首相とトランプ次期大統領の事前の接点は)全くないですよ。ツテを使って、トランプタワーに会いに行った。飛び込み営業みたいな話」と語った。
トランプ・石破会談の実現について「(石破首相が)南米に行くタイミングで、その帰りにニューヨークに寄って、安倍さんと同じように大統領になる前にトランプタワーかフロリダなどで会うことを計画しています。11月20日前後になるんじゃないかと思います」と指摘。
問題なのは会談内容だという。
「石破さんは日米地位協定の改定について、諦めていないんです。最初からそういう話から始めるとトランプ氏との関係は、難しくなる可能性がある。首脳会談って非常に実は怖いんですよ。石破さんの力量が問われるし、日本の行く末にもかかってくる」と懸念を示した。