破壊力抜群の〝無双コンビ〟で難敵撃破だ。日本代表は12日、北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(15日、ジャカルタ)に向けて現地で調整を行った。
アウェーの厳しい戦いで期待されるのが赤丸急上昇中のMF中村敬斗(24=スタッド・ランス)だ。代表では前戦のオーストラリア戦で、0―1の終盤に自らの突破から相手のオウンゴールを誘引してドローに持ち込む立役者となった。
今回の最終予選で、格上相手に善戦を続けて台風の目となっているインドネシア戦へ向けて「帰化している選手が多いと聞いている。しっかり対策して、自分たちのサッカーをして勝ちたい」と必勝を誓った。
オーストラリア戦の終盤には、左サイドで中村がウイングバック、MF三笘薫(ブライトン)がシャドーに入り、日本が誇る最強ドリブラーの競演が実現。「頻繁に代表活動がある中で、3バック(戦術)がみんなの中で定着してきて、結果も出ている。僕も左で、ウイングバックなのかシャドーで出るかで役割は変わってくるけど、組んだ選手と良い連係を取りたい」と無双コンビの熟成に意欲を見せた。
より前線となるシャドーに入った際には「連係して崩していくのもそうだし、ペナルティーボックス内に入っていくのも、より多くなっていくと思う」とゴールへのイメージはできている。
「いつ来ても代表は特別」と闘志を燃やす中村が、インドネシアを相手に大暴れしてくれそうだ。