ＷＷＥ人気ユニット「ダメージＣＴＲＬ」の〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、まさかの救援に出た。
先週のロウではバトルロイヤルを制して、女子世界王者リブ・モーガンへの挑戦権を獲得した。１１日（日本時間１２日）のロウ（ミシガン州グランドラピッズ）では、負傷で欠場していたダメージＣＴＲＬのダコタ・カイが復帰。イヨ＆カイリ・セインとのトリオで６人タッグマッチに出場し快勝していた。
この日のメイン戦は、ＷＷＥ女子タッグ王者のビアンカ・ベレア＆ジェイド・カーギルが、女子世界王者リブ＆ラケル・ロドリゲスの挑戦を受けたタイトルマッチ。４人が入り乱れる熱戦となったが、試合途中でスマックダウンのＷＷＥ女子王者ナイア・ジャックスとＭＩＴＢ覇者ステファニー・ストラットンが乱入。先週のスマックダウンでビアンカ＆ジェイドに敗れている２人は、ステファニーがレフェリーを引きつけた隙に、ナイアがジェイドを襲撃した。
ここで今度はビアンカ＆ジェイドと共闘するナオミが現れ、ナイアとステファニーに攻撃を加えた。最後はビアンカがＫＯＤで、リブをフォールして防衛に成功。試合が終了するも、収まらないナイアが暴れ出して、ビアンカ、ジェイド、ナオミをダウンさせた。
ザ・ロックのいとこが圧倒的な破壊力を示した時だ。何とイヨが登場。エプロンからナイアにハイキックをくらわすと、トップロープからのミサイルキックでナイアの巨体を吹っ飛ばした。さらにステファニーには、掌底アッパーからダブルフットスタンプをぶち込む暴れっぷりだ。最後はイヨのハイキックからビアンカ＆ジェイドがナイアをダブルブレーンバスターで投げ飛ばし、大喝采を浴びた。
４月の祭典「レッスルマニア４０」でも６人タッグ戦で激突するなど、イヨにとってビアンカ＆ジェイド＆ナオミは、激しい抗争を続けてきた宿敵だった。それが突如、救援に入って３人との合体をアピール。イヨはジェイドとハグすると、最大ライバルだったビアンカとも笑顔でがっちり握手をかわした。
もちろんこれは、ＰＬＥ「サバイバーシリーズ：ウォーゲームス」（３０日＝日本時間１２月１日、カナダ・バンクーバー）で行われる女子ウォーゲームス戦をにらんでのことだろう。金網で囲まれた２つのリングで戦う軍団対抗戦をイヨは得意としており、毎回大活躍している。自身の「Ｘ」にも、宿敵３人と並んで手を上げる写真を投稿した上で「何か面白いことが起きそうな予感がする」とポスト。果たして、今年もウォーゲームスの主役となるのか、注目だ。
この日のロウは「ＡＢＥＭＡ」にて放送された。