阪急、オリックス、阪神、ダイエー(現ソフトバンク)で〝天才スイッチヒッター〟として活躍した松永浩美氏(64)がMLBに挑戦する佐々木朗希投手(23)に厳しく言及した。
ロッテにポスティングシステムによるMLB挑戦を容認され、わずか5年で日本球界を後にすることになった佐々木について「本音を言わしてもらうと人間的には嫌かな。高校野球の時から違和感があった。あまりにもわがまますぎるよね。一般の社会でもこういうわがままはアウトだよ。23歳であまり言いたくないけど、ちょっと身勝手すぎるよね」と自らのユーチューブチャンネルで斬り捨てた。
大船渡時代は甲子園にあと1勝と迫りながらプロへの影響を考慮して決勝での登板を回避。ロッテでも故障がちで年間を通じてローテーションを守れず、一度も規定投球回に達せず、優勝させることもできなかった。MLB挑戦を訴え続けて夢を実現させたが〝フォア・ザ・チーム〟の印象が薄いことで世間的に賛否があるもの事実。そんな佐々木に松永氏も黙っていられなかった。
ポテンシャルは十分理解しているとはいえ「日本でちょっと投げて故障したとか、あんま完投できていない。メジャー行ったら中4日だよ。バンバン投げればファンは〝日本じゃできていなかったのに、なんで〟ってなる。いい時はいいけど、悪かったらどうなるか、考えとかないとケチョンケチョンに言われるよ」と忠告。これまでの姿を見て心配せずにいられないようだ。
現役時代の最後にアスレチックスの入団テストに参加してプレシーズンマッチに出場した経験もある松永氏。現在は鹿児島でアマチュア指導に当たる一方、動画で技術指導や球界への提言を発信し〝ご意見番〟としても存在感を発揮している。