トランプ次期大統領は12日、中央情報局(CIA)長官にジョン・ラトクリフ氏(59)を起用すると発表した。ラトクリフ氏は第1次トランプ政権で国家情報長官を務めた。この人物がUFO肯定派であることで、UFO界隈では、ますますトランプ政権がUFO情報を開示するのではないかと期待されている。
トランプ氏はラトクリフ氏について「最高情報機関のポストを2つ歴任する初の人物となることを期待している」と声明を出した。
昨年7月、米議会で〝UFO公聴会〟が開催された。これを受けラトクリフ氏はFOXニュースのインタビューで「政府は公開している情報よりも多くの情報を持っている。残念ながら、バイデン政権はあまり情報を公開しないと決定し、今や下院共和党議員らはこうした情報についてさらに話し合うために公聴会を開かなければならない状況になっている」と話した。
さらに政府がUAP(UFOを含む未確認異常現象)目撃の起源を把握していたかどうかとの質問に対し、ラトクリフ氏は「説明できないことがたくさんある。私は機密情報について話す限界まで行った。その一線を越えることはできない」と述べた。
また、2021年にも「公表されているよりも目撃情報はずっと多い。そのうちのいくつかは機密解除された。目撃情報というのは、海軍や空軍のパイロットが目撃した、あるいは衛星画像で捉えられた、率直に言って説明の難しい行動をとる物体のことだ。再現が難しい動きで、私たちにはそれを実現する技術がない。あるいは、ソニックブームを起こさずに音速を超える速度で移動することだ」と語っている。
そのため、UFO界隈では、ラトクリフ氏を待望しているという。