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ドジャース〝ソト争奪戦〟から撤退報道 涙のT・ヘルナンデス残留に追い風か

東スポWEB 2024年11月13日 13時54分

ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手(26)が今オフの移籍市場を席けんしている。

若くして名門球団で絶対的な地位を築き、今季は41本塁打、109打点で58本塁打、144打点のジャッジとともにヤンキース打線をけん引した。その新規契約はドジャース・大谷の10年7億ドル(約1015億円=締結時)に勝るとも劣らないメガトン級となるとみられている。

ソトの動向が来季の勢力図を塗り変える可能性もあるだけに残留を目指すヤンキース、同じくニューヨークに本拠を置きながら獲得を狙うメッツが代理人のボラス氏を交えて南カリフォルニアで面会を予定する。ほかにもブルージェイズとレッドソックスも交渉に臨む見通しである一方、争奪戦に乗りだすと伝えられていたドジャースには〝撤退〟の可能性が報じられた。

米スポーツ専門局「ESPN」の敏腕記者、ジェフ・パッサン氏は12日(日本時間13日)に「ドジャースが追いかけることはないだろう」と指摘。その理由として挙げたのは超高額契約となることだけでなく、ソトの守備力についてで「指名打者には大谷翔平がいるため、ソトの守備範囲の広さ(=狭さ)から(ポジションをDHに)動かすとすれば(ドジャースの)選択肢が限られてしまう」とした。

このまま完全撤退となれば今季で1年契約を満了してFAとなり、残留を熱望するテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)に追い風となりそうだ。今季は154試合に出場して33本塁打、99打点の好成績を残し、ワールドシリーズ優勝に貢献。祝賀セレモニーでは涙をこらえながら「ドジャースがチャンスをくれた。この球団、この街、このチームの優勝に貢献するチャンスをくれた。みんなのおかげで夢がかなった」とスピーチしてファンの心を打った。

地元メディア「ドジャー・ブルー」も「ドジャースはソトとの会談予定チームに含まれていない」と伝え「ドジャースはソトが新契約で受け取ると予想される6億ドル以上を投資するよりも、テオスカー・ヘルナンデスと再契約し、先発ローテーションの強化に傾くかもしれない」と報じた。

もっとも、パッサン氏は「ソトのマーケットが軟化した場合には、喜んで(ソト獲得を)検討するだろう」と今後を注視する必要性も忘れなかったが、大きな転機となるかもしれない。

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