F1のRBに所属する角田裕毅(24)が親チームのレッドブル昇格をかけた争いを繰り広げる中で、思わぬ援軍が現れた。
レッドブルではセルジオ・ペレスの大不振でドライバーの交代を検討しており、姉妹チームのRBから角田やリアム・ローソンが昇格候補になっている。
そうした中、かつてF1界のトップに長年君臨してらつ腕を振るってきた〝ドン〟のバーニー・エクレストン氏が角田の昇格をプッシュした。
スイス紙「ブリック」で「レッドブルはオースティン(米国GP)で角田を試すこともできたはずだ」との主張を展開した。
「トラックテストは(マックス)フェルスタッペンだけでなく、ペレス自身と比較するためのものだ。もしそれを行えば、ユウキが本当にマックスと競争する準備ができているかどうかが、今日にも分かったことだろう」と10月の米国GPで角田の本格テストを実施するべきだったと語った。
英メディア「GPブログ」は重鎮エクレストン氏の言葉を受けて「ペレスはここ数週間、プレッシャーにさらされ、実力を発揮できていない。エクレストンがレッドブルの舵を取っていたら、2レース前のオースティンで、すでに角田をRB20(レッドブルのマシン)に投入していただろう」とエクレストン氏ならば角田を起用していると指摘した。
F1界のドンから王者昇格へお墨付きを与えられた角田。その期待に応えるべく、次戦のラスベガスGP(決勝23日=日本時間24日)でさらなる快走に期待がかかる。