ヤンキースからFAのフアン・ソト外野手(26)の争奪戦が激化する中、メッツはスター選手を交渉の切り札にするつもりのようだ。
ソトをめぐってはヤンキースとメッツの「NY対決」が注目され、今週中にもスタインブレナー氏、コーエン氏の両オーナーが南カリフォルニアの代理人、スコット・ボラス氏のオフィスを訪れて交渉が行われる予定。ドジャース、ブルージェイズ、レッドソックス、ジャイアンツ、レイズも交渉に乗り出すと見られ、13~14年で6億ドル(約930億円)以上の大型契約になると予想されている。
そんな中で負けるわけにはいかないメッツが交渉の切り札にするのが、ドジャース・大谷翔平とともにMVP候補となっているフランシスコ・リンドア内野手(30)だ。米スポーツ専門メディア「ESPN」は「クイーンズにもう1人スターを欲しがるメッツは、ソトの勧誘にリンドアがひと役買う」とした。「TMZスポーツ」はリンドアがロサンゼルス空港に到着した様子を紹介。会談については触れなかったが「幸運を願う。彼が自分と家族にとって最善の決断を下してくれることを願っている」とだけ話した。
同メディアは「ソトをブルー&オレンジのユニホームに向け入れるための交渉に参加するかについては彼は口を閉ざした。ソトのプロセスに何らかの影響を与えられる現役選手がいるとすればリンドアだろう。何といっても彼は親友なのだから」と伝えている。
昨オフ、同じく争奪戦となった山本由伸がドジャースと交渉した際、大谷が同席。入団の決め手となった。ソトもリンドア同席なら気持ちが揺れるのは間違いない。となればヤンキースならジャッジ、ドジャースなら大谷が同席する可能性も出てくるが、果たして…。