「にしたんクリニック」などで有名なエクスコムグローバル株式会社の西村誠司代表取締役社長(54)が12日、自身のTikTokアカウントを更新し、新たなビジネスを立ち上げる時のポイントを明かした。
西村氏は「イモトのWiFi」「にしたんクリニック」など多くのビジネスを成功させ、現在は東京・渋谷区の総工費30億円超えの大豪邸に住む〝タレント社長〟だ。
先日からTikTokの更新がたびたび話題を呼んでいるが、この日は視聴者からの「(新たに)どんなビジネスを立ち上げるべきか?」という質問に回答。西村氏は、起業家の堀江貴文氏が提案したという「3つの不」(不安・不便・不満)を取り除くことを商売にすべき、という考えを紹介し「全くその通りかなって気がするんです」。
「イモトのWi-Fiを始めた当時っていうのは2012年ぐらい。海外に行った時、ホテルでしかネットがつなげなかったんで『毎回毎回ホテルに戻るのめんどくさい』『場所を選ばずいつでもどこでもインターネットができたらいいな』っていうみんなの不便があって、それを元にWi-Fiを皆さんに貸すビジネスをスタートしたら、それがニーズに向かって広がった」
また、にしたんクリニックは新型コロナが流行した2020年ごろ、いち早くPCR検査を始めている。当時を回顧し「あの頃は誰もがどこに行っても検査が受けられなかったんですよ。困ってたわけです。検査を受けられない不安だったりとかって気持ちがあるので、そこを僕らが提供して爆発的に広がったってことなんです」と語るなど、これも「3つの不」に着目したビジネスだったようだ。
さらに西村氏は「みんなが怖がってやらないこと。みんながやりたがらないこと。これもまた1つのキーワード」と、堀江氏の〝金言〟に、さらに自身の経験も加えていたようで「当時PCR検査なんて命がけだったんで、誰もやりたくなかった。怖いのに立ち向かって、リスクを取ってやったっていうことがすごく大きいかなっていうふうに思うんですね。みんなが嫌だなと思うことをまずやるってこと、リスクをとっていくこと」と伝えている。