新日本プロレスとスターダムの合同興行「Historic X―OverⅡ」(17日、エディオンアリーナ大阪)でタッグを結成するタイチ(44)となつぽい(29)が13日、緊急の合同特訓を行った。
同大会で2人はクラーク・コナーズ&テクラとのミックスドタッグマッチに臨む。ルールでは異性への攻撃は禁じられているが、「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」のコナーズと「H.A.T.E.(ヘイト)」のテクラの極悪軍団コンビが守るかは甚だ怪しい。現になつぽいは10月後楽園大会で突如現れたコナーズのスピアーでKOされてしまっている。
喫緊の課題としてスピアー対策が不可欠のなつぽいのためにこの日、タイチはスターダム道場を訪れ合同練習を敢行。タイチの気迫あふれる突進にマジでビビりながらも、上手投げの要領でカウンターを取るコツを覚えた。
これで無事終了…かと思いきや、なつぽいは「ラスト1本だけお付き合いいただければ。これいいんじゃないかなっていうの思いついたので」と志願。タイチのスピアーに対して繰り出したのは、自作の〝激クサスプレー〟の噴射だった。いたずらが成功したなつぽいは「テッテレー!」と得意げな笑みを浮かべたが、タイチは異臭にたまらず悶絶しつつ「それが正解だわ。これで行こう。これ持ってこう」と何と採用してしまった。
反則に対して反則で対抗するという、まあある意味では筋の通った結論にたどり着いたタイチは「完璧につかんだでしょ。われわれらしい作戦。長年お互いいたずらを仕掛け合ってきたけど、まさか試合で役に立つ時がくるんだなと。ぽいちゃんらしくていいんじゃないかな」と太鼓判。なつぽいも「(スピアーで)封じた上で、コナーズもテクラもボコボコにするつもりなので」と豪語しつつ「だいぶ免疫がついたかなと。前回コナーズが来た時は、本当に急で何の対策もできなかったんですけど。今日改めて男性が向かってくる怖さの克服はできたんじゃないかと思います」と特訓の手ごたえをアピールしていた。