バスケットボール男子のアジアカップ予選を前に日本代表のトム・ホーバス監督(57)が、チーム最年長の比江島慎(34=宇都宮)を今大会の主将に指名した。
日本代表は13日、都内で強化合宿を公開。21日に日環アリーナ栃木でモンゴル戦、24日にアウェーでのグアム戦に臨む。
先月、米NBAデビューを果たしたパリ五輪代表の河村勇輝(グリズリーズ)は参加せず、海外組は不在で、元NBAの渡辺雄太(千葉J)も左足首のケガによりメンバーから外れた。ホーバス監督は「Bリーグ期間中だから、選手たちも疲れたり小さなケガが結構多い。思ったよりも若いメンバーが多いけど、みんな本当に頑張っているし自信はあります」と語った。
パリ五輪までキャプテンは今大会のメンバーにも選ばれた富樫勇樹(千葉J)が務めてきたが、今回は比江島が務める。ホーバス監督は「今回はマコ(比江島)がキャプテン。彼が長い間代表でやっていたし、代表の選手全員が(比江島を)リスペクトしている」と経緯を説明した。
比江島は「その先のW杯とか五輪までは自分の中で考えていない」と、この2連戦が最後の代表活動になる可能性を示唆。その上で「しっかり2連勝すればアジアカップ(出場)が決まる。まずはそこの切符をつかみ取ることが、次のW杯とか五輪に向けての第一歩だと思う。そこの初陣が大事だと思うので、しっかり意識しながらやっていきたい」と力を込めた。