バスケットボール男子・アジアカップ予選のモンゴル戦(21日、栃木)とグアム戦(24日、グアム)で日本代表の主将を務める比江島慎(34=宇都宮)が、チーム内で〝愛されキャプテン〟としてイジられている。
日本代表は13日に都内で強化合宿を公開。パリ五輪で主将だった富樫勇樹(31=千葉J)は、トム・ホーバス監督から主将指名を受けた比江島について「今回いろんな理由があって(主将が)彼(比江島)になったと思う。とりあえず今回は比江島キャプテンということで、不安です」。長年代表活動をともにしてきた先輩にツッコミを入れた。
比江島と仲のいい後輩の川真田紘也(26=長崎)も「ダメですね…。ハドルを組む時に富樫さんは、キャプテンでずっとハキハキ話していたのに、比江島さんはふにゃふにゃ言っている。『一番年上なんだからもっとハッキリ言いなさいよ、キャプテンでしょ』と言ったら、比江島さんは笑ってましたね」と明かした。
それでも、川真田は「本当に尊敬する先輩。僕も正直、比江島さんのキャプテンは想像つかないけど、代表経験も長いし言葉よりはプレーで引っ張るタイプだと思う。代表の試合になれば必ず力になってくれる人だと思う」とフォローも忘れなかった。
パリ五輪後初の公式戦に向けて、中学生以来の大役を務める比江島は「次のW杯とか五輪に向けて初陣が大事だと思うので、しっかり意識しながらやっていきたい」と力を込めた。