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米下院でUAP公聴会開催「UAPは真実」「UFOが核資産を妨害している」などと暴露

東スポWEB 2024年11月14日 10時39分

米下院で13日、UFO公聴会が開催された。監視・説明責任小委員会が主催したもので、「未確認異常現象:真実の暴露」と名付けられた公聴会だ。4人の証人が証言し、UAP(UFOを含む未確認異常現象)が深刻な国家安全保障問題であることが浮き彫りになった。

証人の1人はUFO界隈で有名なルイス・エリゾンド氏。2009年から17年まで、国防総省傘下の「先端航空宇宙脅威特定計画」(AATIP)の責任者として「説明のつかない空中現象」を調査する極秘プロジェクトの指揮を執ってきた。

エリゾンド氏は、数十年にわたるUFO墜落回収プログラムがあると明かし、内部告発者は処罰され、脅迫されたと主張。「UFOは1000G以上で加速する」「UFOは非人間的な知性体」「UFOが機密の軍事空域に侵入し、核資産を妨害している」などと暴露した。

海軍の退役少将で海洋学者ティモシー・ギャローデット氏は「海軍パイロットの安全はUFOによって脅かされている」「USO(未確認潜水物体)は米国の潜水艦をケタ違いに上回っている」などと話した。

そしてギャローデット氏は具体例を明かした。2015年、演習を監督中に「艦隊司令部の作戦部長から」機密メールを受け取った。「緊急」と記されたそのメールには「未確認物体との空中衝突が複数回発生している」こと、「早急に解決しなければ演習を中止せざるを得ない」と警告されていた。ギャローデット氏によると、翌日にはそのメールは受信箱から消え、作戦部長もその上司もその件について触れることはなかったという。「この事件はその後の在職期間中ずっと私を不安にさせた」と述べ、最終的にUAP問題に関する政府の透明性向上を訴えるようになったという。

UFO、宇宙人に詳しいジャーナリストのマイケル・シェレンバーガー氏は、情報筋から彼に明かされた「イマキュレート・コンステレーション」と呼ばれる、データ収集に関する非承認の特別アクセスプログラムについて語った。このプログラムには、公開されていないUFOの高解像度画像が数千枚含まれているという。

元NASA国際機関間関係局次長のマイケル・ゴールド氏は、UAPのさらなる調査が必要だとして、NASAへの資金提供の拡大を推奨した。

小委員会のメンバーは、それぞれの証人にさまざまな質問をした。アンナ・パウリナ・ルナ下院議員が、UAPは操縦する乗員を死に至らしめるような動きをするため、UAP自体が「生命体」である可能性があるかと質問した。これに対してエリゾンド氏は「生物多様性の性質を考えると、そのようなシナリオは否定できない」と述べた。

ローレン・ボーバート下院議員が「国防総省内の秘密プロジェクト」で人間と地球外生命体のハイブリッドの作製に関するうわさを持ち出したが、証人の誰もこの真偽について語ることはできなかった。

今回の公聴会は昨年7月の公聴会同様、UFO愛好家が求めてきた大々的な暴露はなかったが、議会が真剣にUFO問題に目を向けていることが示された。

UFO研究家の竹本良氏は「エリゾンド氏は『UAPは真実である』と口火を切り、『私たちは宇宙において一人ぼっちではない』という事実を隠す政府を指弾し、『米国人は挑戦を恐れてはならない』と主張しました。2時間15分もの間、米国全土に真っ昼間、UAP、宇宙人問題を堂々と語り尽くした4人に拍手を送りたいですね」と話している。

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