ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指すロッテの佐々木朗希投手(23)は「25歳ルール」の対象のため、マイナー契約しか結ぶことはできない。契約金は25歳未満の海外選手獲得に使える総額は「インターナショナル・ボーナス・プール(国際ボーナスプール)」で制限されている。現時点での残額トップはドジャースで250万2500ドル(約3億9000万円)。12月15日にリセットされ、来年1月15日に新たな枠になり、最大の球団で約755万5500ドル(約11億7800万円)だ。
もし、今の佐々木がFA市場に出た場合、どれくらいの契約を結ぶことができるのか。MLB公式サイトは13日(日本時間14日)に「佐々木朗希のスカウティングリポートはこちら」と題する記事で検証した。
もし、佐々木が国際ボーナスプール支出の規則に該当しない選手ならオープンマーケットでどれくらいの価値があるのだろうか。「かなり」とある国際スカウトディレクターは語った。
そのディレクターは「かなり」という定義を拒んだが、別のスカウト幹部は山本由伸投手(26)がドジャースと結んだ12年3億2500万ドル(約462億円=合意当時)を念頭に置き、いくつかの基準を見つけて算出した。
「もし、彼がオープンな市場に出たら10年間で2億7500万から3億ドル(約429億~468億円)になると思う。それが彼の得る金額だと思う」と語るとこう断言した。
「彼の可能性は無限大だ」
佐々木については1年間ローテーションを守ったことがないため、体力面が懸念点に挙げられるが、逆にいえば肩を酷使していないことは大きなプラスに考えられている。交渉次第で山本超えも可能だったかもしれない。
信じられないほどバーゲンプライスの佐々木。メジャー30球団が獲得したいと思うのは当然だ。