パリ五輪の陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花(26=JAL)が、次なる目標をぶちあげた。
今月1日から練習を再開した北口は、14日に都内でトレーニングを公開。現状について「今はどちらかというと有酸素系の運動が多くて、バドミントンとか水泳も始めた。体操も習い始めて、特に目新しいことは多くないけど、いつも通りスタートできているという感じ」と笑顔で説明した。
自己ベストは2023年9月のダイヤモンドリーグ(ベルギー)でマークした67メートル38。来シーズンの目標を問われると「アジア記録(67メートル98)はどうしても超えたい記録でもあるし、条件がそろえば出すことは可能だと思う。勝負も大事にしたいし、徐々にでもいいので、また自己記録を更新できたらいいなと思います」と力説。アジア記録更新に自信を見せた。
来年9月には国立競技場で世界陸上が開催される。〝世界女王〟は「今までお世話になった方も会場に足を運びやすいと思うし、たくさんの方に来てもらえるとうれしい。国立競技場が満員になっているシチュエーションが見たいという選手としての気持ちはある。そういった意味で東京での世界大会を楽しみにしています」と目を輝かせた。