立憲民主党(野田佳彦代表)は14日、国会内で来年の参院選に向けた総合選挙対策本部の初会合を開いた。
新体制は野田氏が本部長を務め、本部長代行には〝剛腕〟小沢一郎衆院議員、筆頭副本部長に前幹事長の岡田克也衆院議員を充てた。
会合では先の衆院選で多くの議席を獲得したにも関わらず、比例代表の得票が思うように伸びなかった原因を分析することや参院選の候補者を公募で擁立していくことなどが確認された。
野田氏は「衆院選で50議席増やすことができたが、比例票がそんなに伸びたわけではなく、まだ力不足であることは間違いありません。来年の参院選では1人区でどれだけ野党が調整できるかもカギを握ってくるので、分析などもしっかりしながら対応していきたい」と述べた。
終了後、大串博志選対院長は改選1人区での候補者調整について「与党と1対1の構図に持ち込むために、幅広い視野を持ち各党と考えていきたい」と話した。
会合では水岡俊一副本部長が「年明けには(参院選の)活動ができるような体制ができことが望ましい。そういう勢いで(候補者)擁立作業をしてほしい」という意見に対し、全員が「最もだ」と賛同したという。