ボートレースまるがめのGⅠ「京極賞 開設72周年記念」は14日、優勝戦が行われ、1号艇の吉田裕平(27=愛知)がイン先マイから独走に持ち込み先頭でゴール。通算12回目の優勝を、うれしいGⅠ初Vで飾った。
父(徳夫=65期=引退)と兄(凌太朗=117期)もレーサーのサラブレッドが、遂に輝くタイトルを手にした。傑出機を手にしたわけではないが、前検から足色は上々。予選道中も5戦2勝のオール3連対と隙のない走りでトップクリア。決戦当日も「朝は緊張したけどレース前になると予選のような感覚に戻った」と落ち着いていた。機力も「特訓は末永の方が良かったけど、ペラに負荷をかけたらすごく良くなった」と万全の仕上がりで快勝劇を演じた。
「今回は運と流れの良さで取れたようなもの」と謙遜するが、勝ち切れるのは実力があってこそ。これで父(1998年、とこなめ東海地区選覇者)に肩を並べ「これで親父をギャフンと言わせられる」と笑ったが、真の父親超えは次のタイトルを取った時だろう。