米スポーツサイトのブリーチャーレポート(BR)は14日(日本時間15日)、「大リーグFA先発投手市場のプレビューと予測」というタイトルで、第二列、第一列、トップ5など複数部門に分けた特集記事を掲載し、ポスティングでの大リーグ移籍を目指す千葉ロッテの佐々木朗希投手(23)はバーンズ、スネル、フリードに続く4番目の高評価となった。
BRはアマチュア扱いとなる25歳ルールが適用され、マイナー契約しか結べない佐々木について「(25歳になるのを待たない)変なタイミングと資金繰りはさておき、その才能に大きな魅力がある。圧倒的なスプリットと(打者にとって)たちの悪いスライダーを織り交ぜ、100マイル(の速球)を投げる」タイプで、獲得する球団に対して「小銭(の投資)で先発1番手を育てる絶好の機会を提供する」と紹介。そして潜在的にフィットする球団としてドジャース、パドレス、メッツ、カブス、ヤンキースを挙げたが、「ドジャースと510万ドルで契約」すると予想した。
「海外からのベテラン投手部門」に入ったのは、ポスティングでの大リーグ移籍を目指す中日の小笠原慎之介投手(27)と海外FA権を行使する巨人・菅野智之投手(35)の二人だ。
小笠原は「確かな制球力を持つ、若い先発投手」という評価を受けたが、「2024年の奪三振率は13・6%しかなく、それ以前からそれほど三振を奪う投手ではない。大リーグの投手陣の中に入ると最下位に位置する」ことを懸念した。今季、大リーグの奪三振率最下位は、28試合に先発し、142回1/3を投げたパイレーツのファルターの16・5%。それでもBRは小笠原が「ホワイトソックスと2年1000万ドルで契約」と予想した。
菅野については「年齢が妨げになるだろうが、申し分のないコマンドを持つ」、「空振りが奪えるスプリットを含め、6つの球種を投げる」タイプと紹介し、「ジャイアンツと1年1300万ドルで契約」と予想した。