イングランド代表FWハリー・ケイン(31=バイエルン・ミュンヘン)が〝懲罰〟でスタメン落ちとなったようだ。
欧州ネーションズリーグ(UNL)1次リーグ第5戦(14日=日本時間15日)でイングランドはギリシャに3―0で快勝した一方、エースのケインがスターティングメンバーから外れた。スペインメディア「BESOCCER」は「暫定監督のリー・カーズリー氏は、Bミュンヘンのストライカーが普段控えめな性格を一変させ、イングランド代表から離脱者の急増を強く批判したことを受けて意外にもケインをベンチに座らせた」と報じた。
ケインは試合前日、大量の代表辞退選手が出ている異例の事態について「イングランド代表は何よりも大切で、優先されるべきだ。クラブよりもね。プロサッカー選手として一番大事なことなんだ」とし「(前任監督の)ガレス(サウスゲート)も強く主張していた。今回は残念だ。正直に言えば(大量離脱が)好ましくない」などと、不満を表明していた。
カーズリー暫定監督はケインに代わってFWオリー・ワトキンス(アストンビラ)を抜てきし「リーダーを育てたかった」と説明。ケインについては「元気だ。プレーしたがっているが、それ以来の彼の態度は素晴らしい」とした。同メディアは「ケイン、欠場選手を非難し、解雇」との見出しを付けて「(指揮官は)イングランドの歴代最多得点者がなぜ外されたのかについては明言を拒んだ」と伝えていた。