ドジャース・大谷翔平投手(30)が1日で〝3冠〟に輝いた。「オールMLBアワーズ・ショー」が14日(日本時間15日)、ラスベガスで行われ、大谷は「ハンク・アーロン賞」と「エドガー・マルティネス賞」をW受賞。「オールMLBチーム」のファーストチームの指名打者にも選ばれた。左肩を手術した大谷本人は式典に参加しなかったが、まさに受賞ラッシュとなった。
リーグ最優秀打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」はア・リーグで受賞した昨年に続く2年連続2度目の戴冠。最も活躍した指名打者に贈られる「エドガー・マルティネス賞」はデビッド・オルティスに続く史上2人目となる4年連続4度目の受賞となった。
ファン投票などでメジャー全体のベストナインを選ぶ「オールMLBチーム」は両リーグの区別なく先発投手5人、救援投手2人、捕手、内野手、指名打者は1人、外野手は3人で構成されたファースト、セカンドチームが発表される。大谷は指名打者では3度目、投手を含めると4年連続の選出。昨季は史上初となる投打でのファーストチーム入りを果たした。
指名打者に専念した今季、大谷は自己最多を更新する54本塁打、130打点でリーグ2冠に輝き、打率もキャリア最高でリーグ2位の打率3割1分をマーク。史上初の「50本塁打―50盗塁」も達成し、チームをワールドシリーズ優勝に導いた。
今季は打撃のベストナイン「シルバースラッガー賞」に続く表彰。大谷の受賞ラッシュはもはや年末の恒例で、大トリのMVPは米東部時間21日午後6時(同22日午前8時)、MLBネットワークの番組内で発表される。