1次ラウンドが行われている台北ドームが〝水没危機〟に瀕している。昨年開場した4万人以上を収容する台湾が誇る新球場だが、地元メディアによれば雨も降っていないのに観客席に水が落ち、いたるところで水たまりができているという。
台北ドームの水漏れ現象は開業当時から指摘されていたことで、公共事業委員会の台北市議員は「監査の結果、観客や競技場の一部に影響を及ぼす可能性のある100個所の漏水がまだ解決されていない。漏れる個所にテープを張っただけ」と話している。そのため3万3000席ほどしか販売しておらず「台湾タイムス」は「4万人の観客が出入りし、問題が発生する可能性がある。それに備えた訓練が実施されておらず、公共の安全検査認証を受けられていない」と批判した。
しかも台風25号「うさぎ」が接近しており、本土を直撃する可能性がある。韓国メディア「朝鮮日報」は「15日はうさぎの影響下に入ってくる。台北ドームで正常開催できるかどうか分からない。漏水問題が解決されず、台風の風が止められても多くの雨は止められない。日程を順延しても行えない笑えない状況だ」としている。屋外の天母球場から変更しても〝雨天〟は変わらず、運営側は頭を抱えているようだ。