ロッテからポスティングシステムでMLB挑戦することになった佐々木朗希投手(23)の移籍先をめぐって米メディアの注目を集めているが、カギを握るのはパドレスのダルビッシュと見られている。日本人選手から絶大な人望を集めるダルビッシュは佐々木も尊敬する存在だけに「ダルビッシュを慕ってパドレスに行くのではないか」との見方も根強い。
パドレスにすればドジャース有利と見られる中でダルビッシュの存在が大きいに違いないが、古巣のカブスも同様だという。米メディア「カブスインサイダー」は「カブスはダルビッシュの力を借りたいかもしれない。元カブスのダルビッシュはシカゴのフロントオフィスやコーチらと良好な関係を築いており、今永の契約の際にも喜んで投手コーチのホットビーに情報を提供した」と報じている。同コーチは「彼は我々にとって素晴らしいセールスマンだ」と話し、ダルビッシュは今永に「昇太は昇太のままでいろ」と言葉をかけていたという。
球団の垣根を越えて選手、関係者に慕われるダルビッシュ。同メディアは「彼の意見がチームの採用プロセスにまだ反映されている。鈴木を移籍させる時も貢献した。引退後もシカゴのフロントに加わるだろう。その存在感はゴッドファーザーのようだと考えられている。移籍したほぼすべての選手から多大な尊敬を集めている」と感心しきり。佐々木についても「すでに指導していると報じられ、パドレスに有利に動くかもしれない」と伝えており、その去就に大きな影響を与えそうだ。