MLBは14日(日本時間15日)、今季活躍した選手を投票で選ぶ「オールMLBチーム」を発表し、1年目ながらナ・リーグ3位の15勝(3敗)、防御率2・91の成績を残したメッツの今永昇太投手(31)が先発投手部門セカンドチームの5人に選出された。
今永はラスベガスで行われた式典に、黒のスーツに黒のシャツ、深いグリーンのネクタイ姿で日本選手でただひとり出席。生演奏に合わせて、球団の応援歌「GO CUBS GO」を歌い会場を盛り上げた。
2019年に新設された同賞の投手部門を受賞するのは、日本投手ではダルビッシュ有(当時カブス)、前田健太(当時ツインズ)、大谷翔平(当時エンゼルス)に次いで4人目の快挙となった。
〝投げる哲学者〟と言われ淡々と投げていた日本での姿からは想像できない弾けっぷり。1月の入団会見では応援歌の歌詞を引用した英語のあいさつでファンの心をつかんだが、この日は熱唱で猛アピールした。左腕は来季に向けて「パワーアップできるようにしっかりやりたい」と宣言した。
惜しくも新人王を逃した今永だが、29試合に登板し、15勝は1年目の日本人左腕の最多記録となった。シカゴでの人気もウナギ上りとなっている。