国民民主党の榛葉賀津也幹事長は15日、国会内で開いた会見で、玉木雄一郎代表と元グラビアアイドル女性との不倫報道を受け、街頭演説会(11日)で玉木氏と一緒に謝罪した真相について言及した。
榛葉氏は写真誌ウェブサイト「スマートフラッシュ」が、玉木氏の〝不倫スキャンダル報道〟を伝えた同日に東京・有楽町のイトシア前に姿を現した。
同党が主張する年収〝103万円の壁〟撤廃の実現に期待する聴衆たちからは、深々と頭を下げて謝罪した玉木、榛葉両氏に向かって「ふざけんなこの野郎!」「二度目はないぞ!」と叱咤激励の声が上がっていた。
榛葉氏は当時の状況について「ああいうこと(玉木氏の不倫報道)が起こって、決して玉木は皆さんに見えないように(演説台から)地べたに降りたのではなくて、台の上に登って上から見下ろすようなお話しができる立場じゃない。皆さんと同じ目線、確かにたくさん人がおりましたから、後ろの方は見えずらかったかもしれません」と振り返った。
玉木氏は榛葉氏に支えられてマイクを握ると、開口一番に「今日は恥を忍んでここに来ました。選挙中は街宣車に乗って訴えをした。高いところから皆さんを見下ろすなかで、なにか自分のなかで慢心が起こったことを深く反省しています」と憔悴しきった表情で語っていた。
「そもそも隠れるんだったら(街宣を)やりませんよ。隠れないために出てきて、自分が謙虚にですね、皆さんと同じ地べたに足をつけて訴えると…。そしてどんなに立派な政策を言っても、あの日(11日)はまずお詫びから謝罪をして、そのあとからスタートする玉木自身の決意です。まず大将(玉木氏)が謝罪し〝ゼロ〟からスタートすることでしか始まりませんから」(榛葉氏)
今後は従来通り都内を始め、全国各地で街頭演説を行う意向を示した榛葉氏は「ぜひ、楽しみにしていただきたい。安心してください。しっかりやります」と語った。