ドジャース・大谷翔平投手(30)がまたも〝離れ業〟をやってのけた。
14日(日本時間15日)にはリーグごとの傑出した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」、最も優れた指名打者「エドガー・マルティネス賞」、さらにはMLB最強チームを選出する「オールMLB」のファーストチームのDHで選ばれ、たった1日で〝3冠〟に輝いた。
投打二刀流を封印した今季は打者に専念し、54本塁打、130打点でナ・リーグの打撃2冠王に君臨し、前人未踏の「50本塁打、50盗塁」まで突破して「54―59」のメジャー新記録も樹立した。スターぞろいのMLBにあっても他の追随を許さぬユニコーンに、隣国の韓国メディアも脱帽するしかなかった。
「OSEN」は「1日で3冠とは…トロフィーが降り注ぐ大谷」との見出しで各賞と大谷の受賞歴を紹介。さらに「大谷の選出は当然」と断じ「念願のワールドシリーズ初優勝を果たした大谷は、シルバースラッガー賞を皮切りにトロフィー収集に励んでいる。1日だけで3つのトロフィーを手に入れた。フランク・ロビンソンに続く史上2人目となる両リーグMVPまで確実視されている」と伝えている。
ドジャースの今季開幕戦は韓国で行われ、大谷の登場によってソウルは熱狂に包まれ、空港などもパニック状態に陥った。MLBでも敵地のファンからスマホを向けられる大谷に、もはや国境の壁などない。