痛恨の黒星だ。大相撲九州場所6日目(15日、福岡国際センター)、新大関大の里(24=二所ノ関)が幕内若隆景(29=荒汐)に押し出されて完敗。2敗目を喫して、首位とは2差に離された。取組後の支度部屋では報道陣に背を向けて着替えを済ませると、会場から引き揚げる際にも沈黙を貫いた。
秋場所では2度目の優勝を果たす一方で、12日目には若隆景に初日からの連勝を止められた。今場所は4日目にも、先場所で負けていた幕内阿炎(錣山)に大関初黒星。同じ相手に対する連敗が目立っている。
一方の若隆景は「前に出られたので、良かったと思います。先場所から連勝? 自分の相撲に集中して、一生懸命相撲を取るつもりでいきました」とうなずいた。