松阪競輪場で行われている施設整備等協賛競輪in松阪GⅢ「The Leonids Cup(ザ・レオニズカップ)」は15日、2日目を終えた。二次予選では特選組の相次ぐ脱落や、村田祐樹の落車など波乱が続出。中井太祐(35=奈良)にチャンスが来ている。
上杉嘉槻の番手を生かした一次予選と打って変わって、二次予選は稲垣裕之に前を託されてのレースだった。
正攻法から赤板で初日特選組の高橋晋也を「後方に置きたかったので」と突っ張ると、中四国勢の仕掛けがないと見るや「駆けるところが来たので、しっかり駆けようと思った」と的確な判断で、打鐘4角で先行態勢に。1車で飛んできた外田心斗の番手に収まったあとは、2角から詰める勢いで踏み込み、突き抜けた。
これで今期すでに13勝。来年3月の伊東GⅡウイナーズカップの特選入りも視野に入るが「最近は大きく崩れていないし、勝ち切れているので良いかな」と心身ともに充実した状態で戦えている自負はある。
「ここ数年は、記念(GⅢ)を取りたいなと思って、それを意識しながら練習に取り組んでいる」
今年6月の地元(奈良)記念決勝(9着)では苦渋を味わい、忸怩たる思いもあるはず。準決12Rは地元の皿屋豊と松坂洋平との三分戦となるが、力関係的にもそん色はない。
二次予選同様クレバーに立ち回って、まずはファイナルの切符をつかみ取る。