元サッカー女子日本代表の〝レジェンド〟澤穂希さん(46)が、一流のキャプテンシーの秘訣を語った。
澤さんは15日、都内で行われたワークショップイベント「NO AWAY ACADEMY」に出席。小学4~6年生の親子45組とグループディスカッションなどで交流し「短い時間だったけど、子供たちからたくさんのことを学ぶことができた。日ごろから意識しているけど、コミュニケーションを取る時は自分の意見をしっかり伝えて、相手の意見をしっかり聞き入れるのが大事だと改めて感じました」と笑顔を見せた。
2011年ドイツ女子W杯では主将を務め、チームを初優勝に導いた。当時の代表には現在バラエティーなどで活躍する丸山桂里奈ら〝個性派メンバー〟が多かった。澤さんはトークセッションで「2011年(W杯)は個性的なメンバーが多かった。(主将として)その個性を殺さずに生かせるように、選手のいい特徴をしっかり出させてあげるのも仕事だと思っていた」と明かし「とにかく普段から、選手一人ひとりとコミュニケーションを取ることを心がけていた」と熱弁した。
その優勝メンバーで、同イベントに出席した元なでしこジャパンの鮫島彩さん(37)は「初めて代表の海外遠征の時にめちゃくちゃ緊張していたら、たまたま飛行機の席が澤さんと隣だった。初対面の自分に対して、澤さんが『地元どこなの?』『今まで海外行ったことある?』とかしばらくの間、話しかけてくれて。一気に緊張が解けた。自分もベテランになったら、そういう気遣いができる選手になろうと思った」と当時の思い出を回想。レジェンドは現役時代から〝気配り力〟も一流だったようだ。