阪神の秋季キャンプ第3クール3日目が、15日に、高知・安芸市営球場で行われた。この日、藤川球児監督(44)は、岩手県内で講演会を行うため不在。あいにくの雨となったが、藤本総合コーチを初めとする首脳陣が、若虎たちの練習に目を光らせた。
16日には、キャンプ3度目の紅白戦が行われる予定。3日の初戦では2番、9日の2戦目では1番に座った佐藤輝明内野手(25)は、紅組の「4番・三塁」での出場となる。藤本コーチは、「守備にしてもバッティングにしても自分の課題への取り組み方、姿勢がちょっとずつ〝背中〟で語ってくれてるなと(感じた)」と評価した。
また、ドラ3ルーキー・山田脩也内野手(19)は前回の紅白戦の8番から1番に〝昇格〟する。総合コーチは「がんばってる山田とかを上位に持ってきて、どうなるのかというのもあると思う」と紅組の切り込み隊長としての活躍に期待。
山田も「打撃の出力が徐々に上がってきているので、そこはいい方向に向いているのかなと。結果が出る中で、自分の理想の打撃を求めてやっていきたい」と言葉に力を込めた。
投手は白組・門別&紅組・石黒が先発を務める。来季一軍を狙う若虎たちが、キャンプ最後となる実戦で猛アピールする。