ドジャースの大谷翔平投手(30)は14日(日本時間15日)に米ネバダ州ラスベガスで行われた主要表彰式典「オールMLBアワーズ・ショー」で最も傑出した打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」、最優秀指名打者賞「エドガー・マルティネス賞」、そしてMLB全体のベストナイン「オールMLBチーム」ではDHでファーストチームに選出され、1日で3冠を獲得した。
ハンク・アーロン賞はエンゼルス時代の昨季に続いて2年連続での受賞。米スポーツサイト「トゥルー・ブルーLA」によれば、両リーグでハンク・アーロン賞を受賞したのは初だ。ドジャースでは2011年のマット・ケンプ以来、2人目。
MLBスタッツは公式X(旧ツイッター)で4年連続のエドガー・マルティネス賞受賞を「大谷翔平が4度目の最優秀DH賞を獲得し、エリートの仲間入り」と祝福した。同賞を8度受賞のデービッド・オルティスおよび5度受賞のエドガー・マルティネスの写真と大谷を並べ、球界で4度以上受賞歴があるエリート3人として紹介。2022年にナ・リーグでDH正式導入以降、ドジャースでは初だ。また、4年連続は最長のオルティスの5年(03~07年)まであと1年に迫った。
オールMLBファーストチームに史上初4年連続、5度目の選出も快挙。MLB公式Xは「2019年にオールMLBが始まって以来、最多選出」と絶賛した。
21年にDHでファーストチーム、投手でセカンドチームと史上初の2部門同時選出。22年は投手でファーストチーム、DHでセカンドチーム、昨年はDHおよび投手の両方でファーストチームに選ばれた。セカンドチームも合わせて通算7度は、今年で6度目の同賞の歴史を上回る。
残るMVPは米東部時間21日午後6時(同22日午前8時)からのMLBネットワークの番組で発表される。