日本代表が4―0で勝利した15日の北中米W杯アジア最終予選インドネシア戦(ジャカルタ)でMF久保建英(23=レアル・ソシエダード)の出場機会がなかったことで、スペインメディア「エスタディオ・デポルティボ」が、久保が起用されなかったことを受け、「不必要な消耗は不要」と主張した。
久保はベンチスタートとなったインドネシア戦で出番のないままチームの勝利を見届けた。国内では森保一監督の起用法を疑問視する声もある中、同メディアは「Rソシエダードは、このアタッカーがケガをせず、健康でチームに戻ってくることを望んでいるが、母国のチームで不必要な消耗に苦しんでおり、それがRソシエダードにとって有害であることも理解している」と伝えた。
その上で、最終予選中国戦(19日、アモイ)に向けて「日本代表はW杯アジア最終予選C組で首位に立っているため、日本が2026年W杯に出場するためにはタケ・クボの存在は不可欠ではない」と言い切った。使うつもりがないのであれば、長距離移動で疲弊させるのではなく、招集は避けるべきというわけだ。
また同メディアは、代表活動で21日のスペイン国王杯1回戦に久保が間に合わないことも嘆いた。