映画監督の清水崇氏(52)が16日、都内で行われた「第3回 日本ホラー映画大賞」授賞式に出席した。
同賞はホラージャンルに絞った一般公募のフィルムコンペティションだ。選考委員長をホラー界の巨匠である清水が務め、女優の堀未央奈、お笑いタレントのゆりやんレトリィバァ、ロックバンド「Base Ball Bear」のボーカル・小出祐介らが選考委員に名を連ねる。
大賞には片桐絵梨子さんの「夏の午後、おるすばんをしているの」が輝いた。トロフィーを受け取った片桐さんは「清水監督のことを20代から尊敬していました。映画は小さな奇跡の積み重ねで完成した、自分にとっての宝物です」と涙で声を詰まらせながら喜びを語った。
清水監督は「僕は作品を完成させられなくて、『人の作品にあれこれ言う資格ない』と言われて黙って友達の作品を手伝っていたような男です」と回顧。「そんな男でもかれこれ25年ホラー映画を作り続けられています。そういうように人生には可能性がありますので、めげないで挑戦し続けて貰えればと思っています」と参加者にエールを送った。