侍ジャパンの才木浩人投手(26=阪神)が16日の「プレミア12」台湾戦(台北ドーム)に先発登板し、6回途中無失点と好投した。
虎の若武者が台湾でも躍動した。初回こそ先頭チェン・チェンウェイに対してカウント3―0とボール先行するも、最後は一ゴロに打ち取って好発進を見せると、その後は安定感抜群の投球。5回までに許した安打はわずか2本の内容で、打線の援護にも恵まれた。3―0のリードで迎えた6回、チェン・ジェシェンの安打などで二死一、二塁とされた場面でマウンドを降りたが、2番手・鈴木(ロッテ)がしっかりと後続を断ち切って、無失点リレーとした。
才木は「野手が先制してくれたので、楽な気持ちで投げることができました。台湾の応援がすごく、最後は少し力んでしまいましたが、結果的にゼロで終われて良かったです」と登板を振り返った。
台湾がチャンスメークした際には、両隣の席との会話もままならない程の台湾ファンの声援に包まれたが、そんな洗礼にも負けない奮闘を見せた。