ネットフリックスのドキュメンタリーシリーズ「タイガーキング」のスター、ジョー・エキゾチック(61=本名ジョゼフ・マルドナド=パッセージ)受刑者が刑務所からからトランプ次期大統領に恩赦を求める手紙を出し、連邦魚類野生生物局の局長への任命を要請した。米メディア「レーダー・オンライン」が先日、報じた。
2020年に大ヒットした「タイガー・キング:ブリーダーは虎より強者?!」シリーズのジョー・エキゾチック受刑者は、破天荒な行動で一躍有名になり、カルト的な人気を得た。しかし、2019年に確執のあったライバルの野生動物活動家キャロル・バスキン氏を殺し屋に依頼して殺害しようとしたとして2つの罪、野生動物保護法に違反した罪などで、2022年に懲役21年の有罪判決が下され、連邦刑務所に収監されている。
そのエキゾチック受刑者は、レーダー・オンラインにトランプ氏宛てに送った手紙を送り、公開された。
手紙の中で、カマラ・ハリス副大統領が大統領選に勝利することを「ものすごく恐れていた」記した。
「2021年にあなたのために戦った多くの人々はそれ以来ずっと地獄のような生活をしている。誰もが、あなたが選挙運動中に立てた公約を守ってくれることを望んでいる。その公約には、2025年1月に全員をできるだけ早く恩赦する、という内容も含まれている。トランプさん、1月に私の恩赦を実現させてくれ」
エキゾチック受刑者は、もし恩赦が実現した際には、トランプ政権の連邦魚類野生生物局長に就任し、改革を成し遂げたいと考えている。
「前所長のダン・アッシュは、自分と動物園水族館協会内での自分の立場だけを考えていたため、この部門に正直になる時が来た。『彼は連邦政府の地位を利用して、自分の非営利団体AZAに利益をもたらすために私を廃業させ、刑務所に送り込んだ』」
エキゾチック受刑者はまた、連邦政府機関内で「数億ドル」が無駄に使われており、絶滅危惧種保護法が「違法な独占を生み出す」ために使われていると主張した。
エキゾチック受刑者がトランプ氏に恩赦を懇願したのは今回が初めてではない。トランプ大統領の最初の任期中に恩赦を求める運動が行われた際、トランプ氏はエキゾチック受刑者を釈放することを「検討する」と冗談を言ったが、結局実現しなかった。
なお、エキゾチック受刑者は先月、刑務所内で知り合ったメキシコ出身のホルヘ・マルケス受刑者と婚約したことをSNSで明らかにした。