フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦フィンランド大会(16日、ヘルシンキ)で、日本女子勢がまたしても〝強さ〟を見せつけた。
SP首位の吉田陽菜(木下アカデミー)は冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)で転倒するも、その後は大きなミスなく演じきった。131・59点をマークし、合計199・46点で優勝。GPシリーズ2勝目を挙げた。今大会前には「自分の演技をするだけ。戦う相手は自分だけなので自分に勝ちたい」と語っていた中で、2季連続となるGPファイナル(12月、フランス)への切符を勝ち取った。
SP4位の松生理乃(中京大)は134・20点、合計199・20点で2位。優勝した吉田陽菜に0・26点及ばなかったものの、第2戦スケートカナダに続き、2戦連続で2位に入った。
日本女子勢は第2戦スケートカナダ、第4戦NHK杯と2試合で表彰台を独占。5試合を終えた段階でメダル数15のうち12を日本女子勢が占めるなど、他国を圧倒している。
また、この日の男子フリーはSP首位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が合計263・09点で優勝。山本草太(中京大)が4位、友野一希(第一住建グループ)が6位だった。