ドジャースからFAとなっているテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の去就がなかなか決まらない。
T・ヘルナンデスは昨オフに1年2350万ドル(約36億円)でドジャースに加入。シーズン中にはベッツやフリーマンが離脱した際も大谷とともに攻撃陣の要となり、154試合に出場して33本塁打、99打点でワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞にも輝き、充実した1年を終えた。
ただ、契約は今季限り。1日(日本時間2日)に本拠地ロサンゼルスで行われた優勝パレード後には「みんなが夢をかなえてくれた。ワールドチャンピオンにしてくれてありがとう」と涙で目を真っ赤に腫らした。残留を熱望するものの、本人が複数年契約を希望しているとの情報もあり、交渉に表立った進展は見られない。
そんな中、移籍市場ではヤンキースからFAとなったソトが目玉となっている。ヤンキースもメッツなどのライバルがいる中で再契約を目指しているが、ここにきて米メディアの間ではヤンキースがソトを流出させてしまった場合の〝保険〟としてT・ヘルナンデスの獲得に力を入れるとの見方も浮上してきている。
こうした展開に「FANSIDED」は16日(同17日)に「ドジャースはテオスカー・ヘルナンデス獲得が急務…悪魔のようなうわさを打ち砕くために」と〝催促〟。「ヘルナンデスの市場拡大に関する報道を目にする不安なファンにとっては、なぜこんなに時間がかかっているのか疑問に思わざるを得ない」とせかし「ヘルナンデスはしばらく待つようだが、永遠に待つことはできないし、待つつもりもないだろう」と早期決断を迫った。
この記事をドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」も球団を促すかのように引用。大谷を〝ひまわりシャワー〟で祝福し、いつも陽気な人気者の運命は――。