格闘技イベント「RIZIN LANDMARK10」(17日、愛知・ポートメッセなごや)で、〝ナチュラルボーンMMAファイター〟こと秋元強真(18)が〝怪物くん〟こと鈴木博昭(39)に3ラウンド(R)判定3―0で完勝した。
秋元は1R開始早々片足タックルを仕掛けて組み付くと粘ってテークダウンに成功。そこから鈴木の蹴り上げをいなしつつ強烈なパンチを打ち込んでダメージを与えた。残り約1分30秒で立ち上がられたがペースを譲らなかった。
2Rは一転して立ち技の攻防になるが、元SB世界スーパーライト級王者の鈴木を相手に下がらず的確なパンチを当て、ラウンド終了間際にはタックルでテークダウンにも成功だ。3Rも立ち技で有効打を放ちながらタックルも決めるなど試合を支配。その姿にABEMA PPVなどで視聴できる配信で解説した高阪剛も思わず「ナチュラルボーンMMAファイターですね…」と感嘆したほどで、文句なしの判定勝ちを手にした。
ジャパントップチームで朝倉未来、海兄弟の薫陶を受ける18歳は試合後「目標にした2人が作ったRIZINよりも、もっと盛り上がるRIZINを作れるんで、みなさん俺について来てください!」と宣言し歓声を浴びた。新鋭はこのまま勢いを増していきそうだ。