快眠効果で連勝だ。大相撲九州場所8日目(17日、福岡国際センター)、幕内尊富士(25=伊勢ヶ浜)が幕内竜電(34=高田川)を一気に押し出して6勝目(2敗)を挙げた。取組後は「(相手の変化にも)集中できたからこそついていけた。勝ちにつなげられたのは自信になる」とうなずいた。
春場所では110年ぶりの新入幕優勝を達成したが、右足首のケガの影響で幕内の土俵は4場所ぶり。「精神的に切らさないように。(幕内の取組は)お客さんもいるし、気を使う。15日間、負けないように」と気持ちを引き締めた。
日々の体調管理も万全だ。就寝時にはアロマの香りでリラックス。尊富士は「とにかく寝ること。睡眠が大事。睡眠時間? 寝られれば、寝られるだけ。昼寝を合わせて、最低10時間。寝なきゃ始まらない。(兄弟子の横綱照ノ富士から)『とにかく寝ろ!』と言われた。横綱も場所中は寝ていたので」と力説した。
3連勝で、中日を終えて優勝争いの首位を1差追走。残り7日間へ向けて「ケガなくしっかり15日間相撲を取って、いい成績で終われたら。まだまだっす。後半も気を抜かず、この調子よりも、もっといい調子で頑張ります」と気合を入れていた。