演歌歌手の北川裕二(71)が17日、東京・浅草ビューホテルでにてデビュー40周年記念のディナーショーを行った。
記念のディナーショーは北海道を皮切りに、千葉、大阪、自身の出身地でもある福島と、全国4か所で開催し、この日が最終日。日本国内にとどまらず、ロサンゼルスを含む各地から200人を超えるファンが駆けつけた。
新曲「なみだぐせ」が流れ紫色のスーツを身にまとった北川がステージに登場すると、会場からは大きな歓声が上がった。北川は「あっという間の40年。たくさんのみなさまに支えていただいて歌ってくることができた。今日は少しでもその恩返しになるよう頑張ります」と感謝を伝え、デビュー曲「雨の停車場」や「潮来雨情」をなど全22曲を熱唱した。
この日は、恩師である作曲家の弦哲也氏も駆けつけ、「鈍行列車のように少しずつ、でも着実に進んできた裕二が私は大好きです。これぞ北川裕二と言えるような代表曲を作れるようこれからも一緒に頑張っていこう」とメッセージを送った。2人で石原裕次郎さんの「北の旅人」など歌唱。北川は「40周年という節目の年に先生とこの曲を歌えて良かった」と感激をあらわにした。
40周年を「この節目も一つの通過点と思い、これからも精進してまいります」と語った北川。長年、脊柱管狭窄症を患い、今年2回の手術を乗り越えながら、今日を迎えたが、「2回連続で手術しましたが、痛みがなくなり、すごく調子がよくなりました。これからはさまざまな事にチャレンジしていきたい」と意気込みを語った。