新日本プロレスとスターダムの合同興行「Historic X―OverⅡ」が17日にエディオンアリーナ大阪で行われ、棚橋弘至(48)がまさかの醜態をさらした。
棚橋はこの日、田口隆祐、羽南、飯田沙耶と組んでゲイブ・キッド&ドリラ・モロニー&刀羅ナツコ&上谷沙弥の「バレットクラブ・ウォー・ドッグス(WD)」「H.A.T.E(ヘイト)」連合軍と対戦した。ミックスドタッグマッチでは「男子レスラーは男子レスラー同士、女子レスラーは女子レスラー同士と戦う」というルールが採用されていたが、試合序盤でアッサリ形骸化。棚橋もレフェリーの目を盗んで刀羅にドラゴンスクリューを決めるという、社長としてあるまじき攻撃を展開した。
ゲイブとモロニーが羽南&飯田を捕らえて大技を狙ったところで、棚橋が救出。ゲイブにドラゴン張り手、モロニーにはスリングブレイドを決めた。ところが両軍入り乱れての攻防から刀羅に毒霧を噴射されてしまう。最後は上谷の急所攻撃に昇天…いや悶絶した田口がゲイブのパイルドライバーに沈められチームは敗戦となった。
さらに試合後には先日ケニー・オメガへの暴行で罰金処分を課したばかりのゲイブに襲撃されて大の字に…。刀羅からも「棚橋ちゃん、またやろうね」と挑発を受けた。
毒霧によってアラジンのジーニーばりに顔面真っ青となった棚橋は「あぁ~…大丈夫? ブサイクになってないか?」とポツリ。羽南と飯田が悔しさをあらわにすると「そういった経験がこれからスターダムで戦っていく中で、自分で強化する部分であったりとか。何かプラスの効果を生んでくれるはずだから」とアドバイスを送りつつ「またこのX―Over、僕はやりたいと思ってるから。お互いにいい刺激をもらっていると思うから」と合同興行の継続開催に意欲を見せていた。