格闘技イベント「RIZIN LANDMARK10」(17日、愛知・ポートメッセなごや)で、〝ネコナマズ〟こと芦澤竜誠(29)が昇侍(41)に2ラウンド(R)1分5秒で圧巻のKO勝ちを手にした。
WANDSの「世界中の誰よりきっと」をバックに入場した芦澤は、1Rは前に出てくる昇侍に対して距離を取りながら、鋭い左ジャブや蹴りを放つ。途中、昇侍の打撃を受けると「効いてないよ」とばかりに両手を広げるパフォーマンスも見せた。ラウンド終盤には組み付かれてテークダウンされたが、致命傷は許さなかった。
2Rは序盤に左ジャブをアゴにヒットさせ、グラつかせることに成功。ここから一気に攻め込み、首相撲の体勢でヒザ蹴りを連打し、ラッシュを仕掛ける。最後は右ひざをボディーに刺したところで昇侍が崩れ落ち、芦澤の勝利が告げられた。
金網に登ったかと思えば花道で小躍りして歓喜した芦澤は、マイクを持つと「みんな俺が練習してないと思ったでしょ。見せてないけど、バチバチ練習してるから」と勝ち誇る。
さらに「キックボクシングからMMAに来ましたけど、俺や久保優太選手の打撃は一流なんで。MMAの選手たちでは俺らの打撃に歯が立ちません」と断言。
そして、立ち技の選手たちに向け「テークダウンディフェンスして、立てればこっちの勝ちだから。世界で一番盛り上がってるのはMMAです。もし、キックボクサーがMMAに転向するんだったら俺に言ってください。何かできるんで。絶対にストライカーが強いから。ピース!」と呼びかけていた。