侍ジャパンの辰己涼介外野手(27=楽天)が17日の「プレミア12」キューバ戦で死球を受け、負傷交代となった。
6―6の8回無死一塁で打席を迎えた辰己は、モイネロ(ソフトバンク)が投じた初球147キロの直球が左肘に直撃。辰己は苦悶の表情を浮かべながら立ち上がれずにいると、モイネロも心配そうな表情。侍ジャパンを応援していたスタンドの台湾人ファンからはブーイングが飛び出すなど、球場は異様な雰囲気に包まれた。
一方、SNS上の日本のファンからはモイネロを擁護する声が殺到。体調不良にもかかわらずマウンドに立ち続けていることもあり「負けたら終わりの試合とはいえ、インフルエンザ患者のモイネロに3イニング目いかせるキューバの采配、人権無視にもほどがある」「モイネロも辰己も可哀想。叩くならキューバの監督、投手コーチ」と、強硬起用を続けるキューバ首脳陣に怒りの矛先が向かっていた。