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【阪神】過疎地を救った〝球児フィーバー〟 横山安芸市長も大感謝「倍くらい来てる。道路も渋滞」

東スポWEB 2024年11月18日 5時4分

〝球児パワー〟で過疎地域を活性化や~! 阪神は高知・安芸市で行った秋季キャンプを17日に打ち上げた。

「没頭」をテーマに掲げて選手、首脳陣が5勤1休で駆け抜けた。藤川球児監督(44)は「チームの強みでもあり課題でもある、次世代と現有戦力トップの素晴らしい選手とのかみ合わせというところでは、来年の春に向けて少し準備はできた」と総括した。

一方で、今回は高知県出身の藤川監督の〝凱旋〟でもあり、キャンプ地は連日大盛況。紅白戦が行われた3日には、近年では最多となる約6300人のファンが球場に押しかけ、外野席まで開放されるなどまさに〝球児フィーバー〟が繰り広げられた。

最終日となったこの日、球場を訪れた横山幾夫安芸市長(69)も「これぐらいにぎわったのは、しばらく記憶がない。6300人ということでしたが、個人的にはその倍ぐらい来てるんじゃないかなと。道路も今までないぐらいの渋滞でした」と驚きを隠せない様子だった。それもそのはず、安芸市は過疎地域に指定され、人口は約1万5000人。横山市長の体感では安芸市民とほぼ同数のファンが、1日で球場に集まったことになるからだ。

また、報道陣に高知の名物グルメを差し入れするなど、宣伝を積極的に行った虎将に「地元への貢献、いろんなサービスもしてくれたみたいなので。PRを兼ねた貢献をしていただいた」と感謝。昨今は少子高齢化が進み、近い将来に半数の自治体が消滅するとも言われている。安芸市が未来永劫存続し続けるために、今後も指揮官の〝宣伝効果〟に期待しつつ「高知のPRをする上で、具体的にどういうのがいいか、どういう方針かを考えないといけないですね」とうなずいた。

もちろん自治体の発展も重要だが、猛虎のV奪回にも大いに期待。横山市長は「キャンプ地の安芸市は、積極的に藤川監督の応援をしないとアカンと思っています。来年は優勝を奪還して、ウマい酒を飲ませていただきたい」とエールを送っていた。

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