今オフにポスティングシステムでメジャー移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手(23)の移籍先を巡り、本命視されているのが大谷翔平投手(30)と山本由伸投手(26)を擁するドジャースだ。しかし、ロッテナインの間からはまさかの「NO!」との声が高まっている。
17日にZOZOマリンスタジアムで行われたファン感謝イベントに参加した佐々木は、今月9日の移籍容認後初めて公の場で発言し、ファンに向けて惜別のあいさつを行った。
これまでほとんどの米メディアが移籍先の最有力チームとしてドジャースを挙げる中、ここにきて「ドジャースよりパドレス、レイズ、メッツ、ブレーブスが契約する可能性は高い」との報道もあり、佐々木争奪戦は過熱する一方だ。
そんな佐々木に対し、チームメートからは「ドジャース以外のチームに行ってほしい」との意見が出ている。ある選手は「本人が納得した球団ならどこでもいいのでは」と前置きした上で「できれば朗希には今季、ワールドシリーズで世界一になったドジャースじゃない方がいい。そういうチームに入団して来季、連覇できなければ何を言われるか分からない。やっぱりドジャース以外のチームで朗希が先発ローテーションの柱となる活躍をし、ディフェンディングチャンピオンのドジャースを破って、新たにワールドチャンピオンになって喜ぶ姿を見てみたい」と熱望している。
別の若手選手も「大谷さん、山本さんのいるドジャースでチームメートになるよりも、メジャーの舞台で緊迫したヒリヒリする日本人対決が見られた方がワクワクしますからね。ぜひ朗希にはライバルチームに入団して、打席の大谷さんを封じ込めて、山本さんとの投げ合いを制してほしい」とエールを送る。
果たしてロッテナインの期待通りの結末となるのか。今後、佐々木が入団するメジャー球団がどこになるのか目が離せない。