米国・ＡＥＷの「ＡＥＷ ＣＯＬＬＩＳＩＯＮ」が１６日（日本時間１７日）に放送され、女子プロレス「スターダム」の白川未奈が登場して存在感を示した。
まずはオープニングマッチでハーレイ・キャメロンと一騎打ち。いきなり２本のベルトを巻いた白川が入場すると、大歓声が上がった。ゴングが鳴ると、スピーディーな動きでハーレイを翻弄する。白川のポーズをまねたハーレイから反撃されるも、カウンターのレッグスイープで逆転。コーナーを使った顔面蹴りから足４の字固めを決めハーレイの左ヒザを狙い、ペースをつかんだ。
ハーレイの反撃をしのぐと、ローリングエルボーからスプリングボード式顔面蹴りを発射。最後はバックブローからグラマラスドライバーＭＩＮＡでハーレイをマットに沈め、３カウントを奪った。快勝した白川は、バックステージでインタビューを受け「ここに戻れてうれしい。マライアの試合も楽しみ。ワクワクするわ」と言って、胸をぷるんぷるんと揺らす得意のポーズを決めてみせた。
この日のメイン戦は、スターダムで白川のタッグパートナーだったマライア・メイが保持するＡＥＷ世界女子王座をかけて、アナ・ジェイとタイトルマッチ。反則ＯＫルールでテーブル、ラダー、パイプイス、アルミ缶、バール、革ベルトが投入される大激戦となったが、最後はスリーパーホールドで捕らえられたマライアがハーレイの顔面にスプレーを噴射。イスへのストームゼロ（変型パイルドライバー）を決め、防衛に成功した。
ここで白川が祝福の拍手をしながら再び登場。世界王者に抱き着き、元パートナーとリング上で再会を果たした。ところがスターダム時代と違って、ＡＥＷマットでは〝悪女〟に変身したマライアは、倒れていたハーレイを蹴り飛ばした。これに戸惑いの表情を見せた白川は、マライアの無法行為を制止してみせたのだが…。
次回ＰＰＶ「Ｆｕｌｌ Ｇｅａｒ」（２３日＝日本時間２４日、ニュージャージー州ニューアーク）では、白川とマライアによる世界王座防衛の祝賀会「シャンパン・チャンピオンシップ・セレブレーション」が開催されることが決定。この手の祝賀会には嫌な予感しかしないのだが…果たして２人の今後は？